令和3年のスタートは宅建登録実務講習。
昨年10月の宅建試験に合格したので、実務経験要件を満たすための講習に参加しました。
会場は資格予備校LECの中野本校、日時は1月9日(土)朝7時半から夜10時半までの過酷な一日コース、費用は2万2千円。
不動産仲介実務家の講師2名が前半後半の2部制で講義。
講義の目的は、マイホーム売買媒介業務の一連の流れ(受付→物件調査→価格査定→媒介業務締結→広告→条件交渉→売買契約書作成→重要事項説明→売買契約締結→決済・引渡し)の概要を学ぶこと。
外国人居住者とのトラブル、地面師詐欺の事件など具体的な事例にも触れながら、修了テスト合格を目的としたポイントを絞った内容で、長時間ですが意外なほど集中して聴講できました。
売主と買主との間での条件交渉は臨場感のあるトーク実演もありました。
特に印象に残った話
・仲介人として依頼者の意向にもとづきつつ、単なるメッセンジャーにならないよう、的確に助言することが必要。
・物件調査にもとづきマイナスポイントを正しく伝え、買主に納得してもらう。
・納得感のある売買により事後のクレームを防ぎ、新規開拓の時間を確保することで良い循環が生まれる。
・買主側の「客付」より売主側の「元付」の方がビジネスとしては良いと思われる。
・中古マンション売買、収益物件売買、賃貸、管理など、業態をどれかに絞った方が良いと思われる。
・司法書士、土地家屋調査士など関連士業とのコネクションが大事。
また不動産の税金については、分かりやすいハンドブックを紹介してくれました。
講習の最後、夜9時半から修了テスト。
⚪︎×20問、記述20問、各16問以上正解で合格です。
テキスト持込可で、講義の中で解答のヒントが示されているため比較的容易に解答できました。
結果は後日発表ですので、ここで一日にわたる長い講習が終わりました。
一日で二年分の実務経験とみなされる非常に有意義な講習でした。