ファイナンシャルプランナーのスタディグループ、今年度2回目の勉強会は「シニア世代の住み方」と題して、グループメンバーのCFPからの講演。
講師は世界87ヵ国を訪問しており、移住問題などに詳しい。
先ず日本の空き家問題について。
平成30年850万戸の空き家があり、その理由は人口減少・核家族化、供給過剰、高齢化・認知症増加、相続発生・登記不備、税制(住宅用地の減免措置)など様々。
空き家法の財政支援措置と税制措置、空き家バンクなどについても解説。
関連サイトもいくつか紹介いただいた。
空き家の仲介サイト https://www.akiya-athome.jp
移住の支援サイト https://www.iju-join.jp
R不動産 https://www.realkyotoestate.jp
DIY型賃貸借という借り手がDIY費用を負担する代わりに賃料が安くなるという制度があることを知りました。
リースバックは自宅を売却して、そのまま借りるという手法。
リバースモーゲージを扱う金融機関・企業は今や70社以上。一定のニーズがあるとのこと。リバースモーゲージとは、自宅を担保に生活資金を借入れし、自らの持ち家に継続して住み続け、借入人が死亡したときに担保となっていた不動産を処分し、借入金を返済する仕組みです。
移住希望地としては静岡の人気が高いそう。山梨、長野、福岡も人気の高いエリア。
交通会館にふるさと回帰支援センターがあり、日本全国各地の移住に関する資料が置かれているそう。
二地域居住のライフスタイルについても考えるきっかけになりました。
クラインガルテン=滞在型市民農園とは、小さな庭園とラウベと呼ばれる小さな一軒家を年間契約するスタイル。
シニア世代が地方で仕事を見つける方法は、地域おこし協力隊、一次産業、事業承継、起業、カフェ・民宿、高齢者サポート、ネット事業、リモートワーク、就職など多様な選択肢がある。
シニア世代に対する移住も含めた多様なライフスタイル提案の可能性を感じました。