グロービス堀学長講演

グロービス経営大学院の堀義人学長より「創造に挑み、変革を導く」と題した講演を伺いました。

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堀氏は京都大学卒業、住友商事からハーバード大学に留学し、世界中から集まって来る同窓がスタートアップを目指しているのに刺激を受け、またハーバード大学の学習プログラムに感銘を受け、日本でも経営の学校を立ち上げることを考えました。

帰国後、30歳で起業、2006年の開学時、78名だった入学者は2021年には1,126名に達し、日本最大のビジネススクールに成長しています。

在校生と累計卒業生数は約8800名。近年では、医師や薬剤師、弁護士、会計士などの専門資格職、エンジニアやデザイナー、NPOや公益財団などの非営利団体の職員、またプロスポーツ選手などの入学者も見られ、学生の多様性が増しています。さまざまなキャリアを有する社会人と人的ネットワークを築くことができます。

元々オンラインスクールのノウハウがあったため、コロナ禍では1日で全てオンライン形式に切り替えることができました。

経営においては、ユニークであることが大事、他と一緒だとコモディティ化する、というお話は印象的でした。

慶応、早稲田など他のビジネススクールと差別化する鍵は、教員や教材、コンテンツの質を上げて顧客満足を高めることしかないとのことです。

日本でのビジネススクールとしても、教育系スタートアップのモデルケースとしても興味深いお話でした。