燕三条、長岡訪問

新潟の燕三条、長岡を訪問しました。

f:id:fpglobal:20240413133536j:image

1日目は燕三条地場産センターを訪問。

https://www.tsjiba.or.jp/michi/

https://maps.app.goo.gl/eSxeudQoWdndWqGU7?g_st=ic

包丁、鍋、フライパン、洋食器、理美容品、園芸用品、タンブラーなど様々な金属加工品が所狭しと陳列されています。ショップもあり、お好みの品を購入できます。出店企業のリストには多数の企業名が掲載されていて、燕三条の金属加工の裾野の広さを感じさせます。

f:id:fpglobal:20240413134334j:image
f:id:fpglobal:20240413134337j:image
f:id:fpglobal:20240413134341j:image

昼食は名物のへぎそばを小嶋屋総本店燕三条店で味わいました。

https://maps.app.goo.gl/rY4ud2yh3WK8mpRL9?g_st=il

f:id:fpglobal:20240413135222j:image
f:id:fpglobal:20240413135214j:image

夕食は越後肴屋よね蔵で郷土料理と日本酒を堪能しました。

https://maps.app.goo.gl/wu7tT12w9UQpLM5EA?g_st=il

f:id:fpglobal:20240413135632j:image
f:id:fpglobal:20240413135654j:image
f:id:fpglobal:20240413135650j:image
f:id:fpglobal:20240413135646j:image
f:id:fpglobal:20240413135642j:image
f:id:fpglobal:20240413135635j:image
f:id:fpglobal:20240413135639j:image
f:id:fpglobal:20240413135658j:image

2日目は長岡の吉乃川酒ミュージアム醸蔵を訪問。 創業1548年、長岡摂田屋にある「吉乃川」の敷地内に建てられたミュージアムで、 吉乃川の定番のお酒やここだけで飲める特別なお酒も味わえる「SAKEバー」や、醸蔵限定販売のお酒も扱うショップもあります。

https://yosinogawa.co.jp/johgura/

https://maps.app.goo.gl/3bYfDnLVj5CqRPbH8?g_st=il

歴史を感じる蔵の重厚さと桜の華やかさのコントラストが美しく、映画のワンシーンを彷彿とさせます。

f:id:fpglobal:20240413142118j:image
f:id:fpglobal:20240413142109j:image
f:id:fpglobal:20240413142113j:image
f:id:fpglobal:20240413142104j:image
f:id:fpglobal:20240413142100j:image

長岡駅では構内のぽんしゅ館でワンコイン500円で多種多様な日本酒の利き酒が楽しめます。個人的には新潟限定販売の山古志が味わい深く好みでした。

https://www.ponshukan.com/nagaoka/

f:id:fpglobal:20240413145252j:image
f:id:fpglobal:20240413145256j:image

f:id:fpglobal:20240413145249j:image
f:id:fpglobal:20240413145303j:image
2日間でしたが、食事とお酒も楽しめ良い思い出になりました。また訪れたいと思います。

 

香港出張

久しぶりに香港出張しました。

f:id:fpglobal:20240331074155j:image

f:id:fpglobal:20240331071739j:image

美しい夜景、亜熱帯の街並みなど景観は変わりませんが、物価は上がり、中国本土からの観光客が減り、逆に香港から中国本土への買い出し客が増えているようです。

f:id:fpglobal:20240331072233j:image
f:id:fpglobal:20240331072238j:image
f:id:fpglobal:20240331072219j:image
f:id:fpglobal:20240331072226j:image
f:id:fpglobal:20240331072243j:image

料理の美味しさは変わらずですが、数年前は30香港ドルで食べられたチャーシュー飯が50香港ドルくらいになっている印象です。昨今の円安も相まって、1,000円のチャーシュー飯だと、もうコスパ面でのお得感は薄れています。

f:id:fpglobal:20240331072911j:image

f:id:fpglobal:20240331074120j:image

お土産は街中のスーパーで買えば、まだ安く買えますが、有名店で買うと、円換算では相当高くなり、かつてほど爆買いできません。

日本人駐在員も大分減っているようですが、海外移住する香港人も増えています。身近な友人だけでも、イギリス、台湾、日本にここ数年で移住しています。

変わる香港、変わらない香港、いろいろな面がありますが、街の活気は健在で、いつ来ても活力をもらえます。

河野龍太郎氏講演

『グローバルインフレと日本の経済社会への含意』と題して、河野龍太郎氏/BNPパリバ証券経済調査本部長より講演頂きました。

f:id:fpglobal:20240321114555j:image

河野氏日経ヴェリタスエコノミストランキングで4年連続1位を獲得。日本銀行のマイナス金利解除を2023年7月の時点で予測していました。

グローバルインフレの顛末
・2021年春頃からグローバルインフレが進行
・2022年には米国の物価上昇率7%
・しつこく高いインフレは財政引き締め無しでは収まらない
・2023年末のパウエル議長の利下げ言及で長期金利は大幅に低下、資産価格は上昇
・2023年3月のシリコンバレー銀行破綻は、企業、家計の破綻無く、急激な金利上昇、米国債の価格低下により銀行のみ破綻
・米国では高齢者が労働市場に戻らず
・低生産性、低賃金の企業から高生産性、高賃金の企業へ労働移動が進む

トランプ再登場がもたらすもの
・トランプ再選の場合、退任後の恩赦狙いでロシア、ウクライナ和平、イスラエルパレスチナ和平に注力する可能性
・紛争終結の平和の配当を織り込んで株式市場が活況となる可能性

ヨーロッパ人は働かなくなった
・ヨーロッパ人は従来の金曜昼から半ドンが、コロナ後は在宅勤務の影響で木曜昼から半ドンに変わった
・欧州新興国では、チェコスロバキアポーランドハンガリーでインフレが進行

中国低迷の結末
・中国では25〜34歳の住宅購入主力世代人口が減少、住宅需要は低迷、不動産業の過剰債務問題の解決は遠い

日本の個人消費低迷
・円安インフレが家計の実質購買力を削ぎ個人消費回復の足枷に
・2023年の3.6%の高い賃上げは、2022年度の3%インフレで目減りした実質賃金を補ったことが背景
・2024年の5.3%の高い賃上げは需給ギャップのタイト化が背景
・2020年4月に残業規制が中堅中小企業に適用、コロナ後の経済再開、高齢者の労働市場参入頭打ちにより、残業規制の影響が顕在化
・2024年4月には残業規制が運輸、建設にも適用され人手不足は深刻化
・円安インフレによるインバウンド需要増で、国内観光地の物価も上がり、国内の個人消費がクラウディングアウトされている
・国内では2021年からインフレにより預金の価値が目減り
・日本がドイツにGDPを抜かれた要因は実質円レートの低下が影響

著名なエコノミストから米国、欧州、中国、日本のグローバルな経済情勢を伺える貴重な機会でした。

金融庁長官講演

「資産運用立国の実現」と題して、金融庁長官/栗田照久氏の講演を拝聴しました。

f:id:fpglobal:20240312084007j:image

•米国、英国では、2022年〜2022年末の間、家計金融資産が3.3倍、2.3倍へと増

•日本では2023年9月末までを見ても1.5倍の増にとどまる

•日本の家計金融資産2,121兆円(うち現預金1,113兆円、53%)

•家計金融資産のうち現預金:米国13%、英国28%

•NISA口座数は2023年12月末で2,100万口座を突破(買付額35兆円超)

•金融経済教育推進機構を2024年4月設立、8月本格稼働予定

•令和10年度末を目処に「金融経済境域を受けたと認識している人の割合」が米国並みの20%目標(現在は7%)

•日本の金融機関の世界ランキング(資産額)

銀行7位:三菱UFJFG

保険9位:日本生命

資産運用:20位内に入らず

•資産運用会社数:米国15,114社、香港2,106社、シンガポール1,175社、日本426社

•夏頃、「金融•資産運用特区」パッケージ公表、「アセットオーナープリンシパル」策定

•秋頃、Japan weeks実施予定https://www.fsa.go.jp/internationalfinancialcenter/lp/japanweeks/ (参考/2023年) 海外の投資家や資産運用会社等を集中的に日本に招致し、国際金融センターの実現に向けた日本政府の関連施策や、日本の金融資本市場としての魅力等を情報発信するイベント

資産運用立国の実現に向けた各種施策を金融庁長官から伺える貴重な講演でした。

伊藤穰一氏セミナー

「生成AIの新たな展開」と題して、元マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長の伊藤穰一氏の講演を伺いました。伊藤氏は、デジタル庁の事務方トップ「デジタル監」起用の可能性も取り沙汰された、その分野での第一人者です。

f:id:fpglobal:20240309145757j:image

•Open AI SORAの動画生成デモを紹介、簡単な文章から高品質な動画が生成される

•LLMs(大規模言語モデル)の2つのパターン

1、フロンティアモデル
大量の画像を読み込みするためコストが100億円規模必要、大企業以外にとって参入障壁が高い、開発者の見解では今後10年で1,000〜10,000倍進化(ハードウェア10倍、資本10倍、ソフトウェア10〜100倍)が見込める

2、オープンソース
MetaのLlama2など


•日米でLLMsのパラメータ数の差が大きい

米国 GPT-4 (Open AI) 1兆7,600億
日本 HyperCLOVA (LINE/NAVER) 820億

 

•LLMsの2つのモデル

1、構造的シンボリックモデル 

ルール、数学、プログラミングに準拠

人間の直感も実はルールに基づいている

自動運転、ロボットに適している

2、非構造的ニューラルモデル 

統計、蓄積データに準拠
パターン認識の危険性として

•前提条件が変わるとパターン認識できない(データの入れ直しが必要)

•何を基準にパターン認識しているか不明

•シンボリックとニューラルの融合が課題

従来のマーケットと民主主義

 インターフェース 会計士•弁護士
 解釈 法律•金融
 記録管理 複式簿記
 基本的な道具 紙&インク

今後の分散型ネットワーク
 インターフェース LLMs
 解釈 シンボリック確率的プログラム
 記録管理 ブロックチェーン&スマートコントラクト
 基本的な道具 デジタル

従来は専門家が法律•会計の専門知識に基づいて紙の書面を作成

今後は個人がLLMsを活用し書面をデジタル管理

25人のAI Agentsを仮想空間に2日間生活させた実験では、人間のようなふるまいをし、バレンタインデーのイベントを自分達で企画した。
ただ、自律的なAgentとなるにはオープンエンド性の課題があり、同調圧力で同じことを言い始める傾向があり、新しいイノベーションが生まれない。

•ChatGPTは利口にしすぎるとバカになる
•人間の子供しつけしすぎるとクリエイティビティがなくなるのと同じ

プログラマーでない人が、コンピュータと会話ができるようになったのがLLMsのメリット

•コンピュータは言われたことをやる、最適解を見つけるのが得意
•人間は、自意識を持ち、自律的に、自分でゴールを作ることができる

•弱みはAIに任せ、人間は強みを伸ばす、趣味の部分を伸ばすことが大事
•平均的な人間から特色ある人間へ
•日本の教育は内在的な動機を抑え、平均的な人間を育てる傾向があり要改善

伊藤氏の考え方は日本においては個性的で、「皆が並んでいるところは混んでいる」という一言が印象的でした。

行政書士試験結果

昨年11月に受験した行政書士試験の結果が届きました。合格基準点180点に対して得点172点で、8点足らずで残念ながら不合格でした。

f:id:fpglobal:20240203094742j:image

各科目の得点/合格基準点/満点は以下の通りです。

法令 128/122/244 足切りセーフ

一般知識 44/24/56 足切りセーフ

一般知識は十分に得点できていますが、肝心の法令が弱く不合格という結果です。

法令の内訳(得点/満点)は以下になります。

5肢択一式 80/160 前回は88点で8点ダウン

多肢選択式 8/24 前回は14点で6点ダウン

記述式 40/60 前回は4点で大幅アップ

5肢択一式ができていないのは、法令知識が固まっていないためです。

5肢択一式の正解数/問題数は以下の通りです。

基礎法学 1/2

憲法 2/5

行政法 9/19

民法 6/9

商法 2/5

肝心要の行政法はもっと得点したいところ。民法、商法はまずまずでした。憲法は難しかったです。

多肢選択式は今回大分失点しました。ここができていれば合格したかもしれません。

記述式が大きく伸びたのが、うれしいポイントです。記述対応力に自信が持てるようになりました。

法令知識を高めて、今年の試験で捲土重来を期します。

行政書士試験研究センター発表の試験結果概要は以下の通りです。

受験者数46,991 人に対して合格者数6,571 人

合格率 13.98%

合格者平均得点 197 点

最年長合格者81歳、最年少合格者13歳というのは、いずれも驚きです。

簿記1級試験結果

11月に受験した簿記1級試験の結果をWebで確認しました。

f:id:fpglobal:20240109123410j:image

結果は66点(平均点49点)で不合格。合格点の70点まで4点足りませんでした。前回が51点でしたので、大幅に伸びました。税理士試験の簿記論の勉強と並行して学習を続けた甲斐があります。

得点内訳は、

商業簿記10/25(平均点6.8)

会計学12/25(平均点11.2)

工業簿記23/25(平均点17.5)

原価計算21/25(平均点13.5)

受験者1,587名、合格者280名、合格率17.6%

受験当日に記録した試験内容は以下でしたので、商業簿記会計学が出来なかったのは予想通り。工業簿記が自己採点では満点でしたが、実際は23点でした。

会計学は、記述問題と連結会計からの株主資本変動計算書の作成問題でした。一応、解答欄を埋めましたが、正答してるかどうか不明瞭です。

商業簿記は、定番の試算表からの損益計算書作成問題でした。ただ貸借対照表の数値を答えさせる問題もあり、財務諸表の全般的な理解が必要です。売価還元法で売上原価を求める箇所が正答できず、棚卸減耗費も出せなかったのが残念です。未着品の仕訳が正しくできず、全般的に商品関連で失点しました。

原価計算は、取替投資の正味現在価値を求める問題で、比較的回答しやすい論点でした。

工業簿記は、ロット別生産でロットごとの仕掛品、製品、販売品の流れが掴めれば高得点も狙える問題でした。途中の考え方に誤りが無ければ、受入材料価格差異、損益計算書の部分も含めて得点確保できたはずです。