組織内中小企業診断士オンラインセミナー

「診断士はAIとキョーソーできるのか?」と題したセミナーを聴講しました。

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AIは文章、画像、音楽の自動生成、プログラミングの作成、解析など様々な活用ができる。

決まった答えがある問題に答えることは、AIに代替される可能性がある。

エンジニアとAIの垣根が無くなる。

Chat GPTなど利便性の高いAIサービスが出てきている。

将来的には、AIが法律的、会計的、医学的に正しい答えを出せるようになる。

AIが人を励ましたり、慰めたりできるようになる。

以下参考サイト

自民党AIプロジェクトチーム

https://note.com/akihisa_shiozaki/n/n4c126c27fd3d

Chat GPTとは何か?

https://www.gizmodo.jp/2023/01/chat-gpt-openai-ai-finance-ai-everything-we-know.html

Chat GPT

https://openai.com/blog/chatgpt

「生成AIの衝撃」~Chat GPTで世界はどう変わるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=TVaB5R4-uOE

AI技術は急速に発展していて、参考サイトや動画を視聴して理解を深める必要があります。

診断士としては、AIも活用し、コンサルティングの質と効率を高めることができそうです。

 

東京証券取引所セミナー

日本FP協会東京支部、東京都金融広報委員会、 東京証券取引所日本取引所グループ)主催の共催イベント、『お金を知る! 学ぶ!~スペシャル 豊かな人生を生きるための「知恵」を探る~』をオンライン視聴しました。

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AFP横川楓氏の講演

・バブルの頃から平均給与はほぼ変わっていない

・税金や社会保険料は増えて、物価は上がっている

・20代の貯蓄の平均値は179万円、中央値は21万円

・30代の貯蓄の平均値は606万円、中央値は56万円

・お金が必要なのは結婚、住居、子育て、老後だけでなく、病気やケガ、資格取得、今の楽しみという目先の支出もある

・収入の増やし方は、昇給、転職、投資、副業

・NISAを活用した資産形成がおススメ

 

厚切りジェイソン氏の講演

・収入が1,000円あっても100円の物を10個買えない

・1,000円から税や社会保険で200円引かれ手取り800円、100円の物は消費税込みで110円、110円×7個=770円で7個しか買えない

・支出のインパクトは収入の1.5倍と考える

・72の法則で金利0.001%で現金を2倍にするには72,000年かかる(72÷0.001%=72,000年)

・各資産の安全性、流動性、収益性

現金◎◎×

不動産△△○

仮想通貨×××

FX△○×

債券○○○

株式△○◎

 

菊間千乃氏の講演

還付金詐欺、郵便物配達通知詐欺、会員情報取得詐欺など様々な詐欺がある

・国際ロマンス詐欺が増えており、その詐欺専門の弁護士が詐欺であることも多い

・ネットショッピングはクーリングオフできない

・詐欺の被害に関する相談先でもある消費者ホットラインの電話番号は188

 

投資について、あらためて考える良い機会でした。

中小企業診断士ASEANセミナー

「日本・ASEAN関係 50 年の発展を礎に経済活動と交流の更なる活性化へ向けて」(東京都中小企業診断士協会中央支部国際部、日本ASEANセンター共催)をオンライン視聴しました。

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1、日本ASEANセンター石田靖氏の講演

・日本ASEANセンターは、日本とASEAN諸国の貿易、投資、観光に関する経済促進を支援している国際機関

ASEAN設立は1967年

ASEANの人口6.67億人(2020年)

・2030年にはASEANGDPが日本と並ぶ見込み

・2023年のASEAN議長国はインドネシア

・2023年は日本ASEAN友好協力50周年

・年齢の中央値は日本48.4才に対してASEAN31.18才(低い順:ラオス24.4才、カンボジア25.6才、フィリピン25.7才、高い順:シンガポール42.2才、タイ40.2才、ブルネイ32.2才)

・日本からASEANへの投資額は中国向けの3倍に上る

・日本からASEANへの輸出品目上位は鉄鋼、半導体等電子部品、自動車部品

・進出日系企業数はタイ5,800社、ベトナム2,300社、インドネシア2,000社

ASEAN進出国での事業展開は現状維持の趨勢だがタイは拡大傾向

ASEAN各国の巨大企業グループとの連携がビジネスチャンスにつながる(タイ:CPグループ、インドネシア:リッポーグループなど)

サステナビリティのビジネスチャンスも期待できる(インドネシア:2025年までに海洋プラスチック70%削減目標など)

・クレジットカード保有率はシンガポールでも50%未満、銀行口座の保有率が低い国もASEANには多くある

 

2、日本ASEANセンター石田靖氏、東南アジア診断士会から棚田勇作氏、籔内一夫氏、宮崎浩介氏とのトークセッション

・棚田氏はタイ、籔内氏はベトナム、宮崎氏はインドネシアに駐在経験あり

ファシリテーターは診断士協会中央支部国際部の阪本晋氏

・タイ、ベトナムインドネシアとも新型コロナの影響は収まりビジネス客が増えている

インドネシアの人口は年間300万人増えている

ベトナムは中小企業の進出が減っている

インドネシアの自動車部品2次下請メーカーの撤退は、得意先からの受注低迷、販路拡大できず資金繰りが行き詰まるというパターンが多い

・タイに進出した企業も想定より売上が伸びずに撤退する事例が多い

・進出先の選定、独資か合弁かの選択、FSの実施が重要

*FS(フィージビリティスタディ:ビジネスプランやプロジェクトの『実現可能性』を調査すること。企業がこれから進めようとしている新規事業やサービスの開発などについて、『技術的に可能か』『採算が取れるか』を実際に手掛ける前に実験・調査・検討すること)

・中小企業の海外進出は現地駐在員が1名で、メーカーの場合は技術者が派遣され、人事、労務、財務など全て任され対応できないパターンが多い

・タイのシステムエンジニアは月給10万バーツ(約39万円)になることもあり、消費市場の変化にも注目が必要

・タイには8万人の日本人がいるが、タイ人中間層をターゲットとしたサービス業のニーズが高まっている

インドネシアの華僑は人口の3%800万人で富裕層が多い

ベトナム人は意思決定は早いが手続きに時間がかかる

ASEAN諸国で単一通貨を作る動きは無いが、国を超えてスマートフォン決済できる動きが進んでいる

・デジタル通貨の導入は、カンボジアラオスが先行している

ASEAN各国各地域のデータ比較はJETROのホームページが便利(https://www.jetro.go.jp/world/search/compare.html)

3時間のセミナーでしたが、有益な情報が多く得られ、大変貴重な機会でした。

共著出版2

中小企業診断士試験の合格体験記『中小企業診断士 17人の合格術&キャリアプラン』に執筆メンバーとして参加、本日めでたく出版されました。

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本書の概要は以下の通りです。書店もしくはAmazonでも購入可能です。

中小企業診断士 17人の合格術&キャリアプラン https://amzn.asia/d/elQNTf2

年代・地域も業界・キャリアも様々な合格者17人が、勉強法やモチベーション維持などの受験経験談と合格後の資格の活かし方を語る。中小企業診断士の“リアル”に迫る1冊。

以下記載の前作から1年も経たずに2冊目の刊行となり有難い限りです。

30日でマスターできる 中小企業診断士第2次試験 解き方の黄金手順〈2022-2023年受験用〉https://amzn.asia/d/3pL3GK3

行政書士試験結果

昨年11月に受験した行政書士試験の結果が届きました。合格基準点180点に対して得点146点で、残念ながら不合格でした。

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各科目の得点/合格基準点/満点は以下の通りです。

法令 106/122/244

一般知識 40/24/56

一般知識は十分に得点できていますが、肝心の法令が弱く不合格という結果です。

法令の内訳(得点/満点)は以下になります。

5肢択一式 88/160

多肢選択式 14/24

記述式 4/60

5肢択一式ができていないのは、法令知識が固まっていないためです。

5肢択一式の正解数/問題数は以下の通りです。

基礎法学 1/2

憲法 4/5

行政法 13/19

民法 3/9

商法 1/5

肝心要の行政法はまずまずですが、民法、商法で躓きました。

ある程度書けたと思っていた記述式が思ったより得点できていないのは、相当緻密な回答が求められているのだと感じました。

法令知識と記述対応力を高めて、今年の試験で捲土重来を期します。

 

行政書士試験研究センター発表の試験結果概要は以下の通りです。

受験者数47,850 人に対して合格者数5,802 人

合格率 12.13%

合格者平均得点 197 点

最年長合格者78歳、最年少合格者15歳というのは、いずれも驚きです。

オンラインセミナー「資産分散でリスク分散?~MUFGと考えるバランス運用~」

掲題のオンラインセミナーを聴講しました。

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米国株式は2022年までは上昇傾向、2022年からの金利上昇により経済活動の抑制、株価下落となりました。米国国債も2022年は下落傾向でした。2022年は急速に円安ドル高が進みました。また米国インフレ率は2022年に大幅上昇しました。

長期的な運用成果に最も影響を与える要因は、資産配分を考えた分散投資です。ポートフォリオリターンの変動の91.5%は資産配分によって決定される、との研究結果もあります。

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年ごとに一番高いリターンを上げる資産を選び投資することは困難です。一つだけの資産に投資すると値下がり時に大きな損失を被りますが、複数の資産を組み合わせることで損失を抑えることもできます。中でも、国内株式と国内債券の組み合わせが逆相関の関係が強く、資産配分効果が高いそうです。

資産配分にあたっては、資産ごとの値上がり値下がりを見ながら、定期的に資産の組み替えを行うリバランスが重要です。ただ、このリバランスを個人で行うのは難しく、かつ手間が掛かりますので、リバランス機能が組み込まれているバランス型ファンドを購入するのも一つの手です。

長期保有もリスク軽減には大きな効果があります。国内債券、先進国債券、国内株式、先進国株式を1/4ずつ組み合わせたポートフォリオを1年しか保有しなかった場合の損失は、10年保有した場合の損失を上回ったというデータがあります。

行動心理学でも言われるように、株価が下がるかもしれないと考えて早めの損切りをしたり、株価はまた上がると考えて手放しできなくなったり、投資家の心理が投資の収支に与える影響は大きいです。このような心理的影響を避け、長期に安定した運用をする観点からも、バランス型ファンドは強みがあります。

セミナーでは、運用成績の良いバランス型ファンドをいくつか紹介頂いていました。国内REIT、先進国REITを含むファンドもあり、大変興味深いです。詳細なマーケットレポートも提供頂けますので、マーケットの勉強の意味でも購入を検討したいと感じました。

2022年度SG会議

新橋にて掲題の会合に参加しました。

FP(ファイナンシャルプランナー)のSG(スタディグループ)がコロナ禍でどのように運営しているか、各SGの代表または事務局担当者が一堂に会しての意見交換会になります。

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今回集った20のSG代表または事務局担当者が5つのテーブルに分かれ議論しました。私も所属SGの事務局担当者として参加しました。https://peraichi.com/landing_pages/view/sgfpbusinesstokyo/

2回に分かれたセッションでは、「SGメンバーの募集」「講師に関すること」「SG運営に関すること」について話し合いました。

20年以上続いている100名のメンバーを抱える巨大SGから、発足間もない10名程度のSGまで多彩な参加者でした。

開催日は毎月だったり不定期だったり、平日もあれば土日もあり各者各様です。

開催場所はオンラインもあればリアル開催もありますが、コロナ禍で各SGとも手探り感があります。オンライン+リアルのでハイブリッド開催は事務局の負担が大きいようです。

年会費無し、参加の都度1千円参加費のSGもあれば、年会費3千円、参加費無しのSGもあります。

無料見学は単位取得目的の参加者を誘発するため、初回参加1千円や2千円としているSGが多いようでした。FP協会HPやメンバーからの紹介による新規加入希望者に対してオンライン面接を行い、定着率を高めているSGもあります。

講師代は1万円だったり、5千円+懇親会無料だったり様々です。講師持ち回りでディスカッション形式としているSGもあります。

毎回のテーマは、7科目を順番に回して単位取得に繋がるようにしたり、参加者の皆が聞きたいテーマを選んだりと、SGの運営方針に依っています。

シンガポールからのZoom参加があったという話も聞きました。オンラインで遠方からの参加者や講師を募ることも可能となり、今後のSG運営に大きな可能性を感じています。