中小企業診断士会東京支部イベント

「-スタートアップ診断士、若手ベテランも必見!成功のためのロケットスタート・リスタート!- 中小企業診断士が成功するための診断士世界の歩き方とキャリアビジョン策定のポイント」というセミナーに参加しました。

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東京都中小企業診断士協会相談役の青木公司氏が講師を務め、2時間弱の講演でした。

中小企業診断士として独立しない/できない人が多い。自己啓発での資格取得者28.8%、独立予定なし58.1%

中小企業診断士協会東京支部は4500名の中小企業診断士が在籍

・東京支部には中央/城南/城西/城東/三多摩/城北の6支部があり、中央支部が1550名と最大

・所属支部は居住地/勤務地から選ぶ必要があるが、いずれかの支部に所属していれば各支部の研究会に参加することは自由

・「講師」「コンサル」「執筆」が仕事の3本の矢だが、高単価で案件を取りやすいのは「講師」、次に同じく高単価の「コンサル」、「執筆」は時間が掛かり低単価なので優先順位を下げた方が良い

・報酬が高いのは大手企業・中堅相手、余力のある中小企業、直受注など

・多くの診断士は独立しても行政案件や専門家派遣など予算がついて、税金が投入されている案件を行わざるを得ないのが実情

・診断士の仕事は、経営診断、販路拡大、海外展開支援、インバウンド支援、事業承継、補助金申請など多岐にわたるが、そもそも独立業務がなく、逆に何でも仕事になると言える

・海外向け案件の単価は大体、国内向けの2倍

・民間/民間の案件の単価は行政案件の約3倍

・診断士は専門性にこだわると、逆に案件を落とすことになる

・診断士は独占業務はないが、経営コンサルは事実上の独占業務

・診断士協会の女性比率は6%だが、希少性、共感力などの要因で競争力が高い

SNSなども活用し、新規の仕事を取る仕組み作りが大事

・診断士の仕事は、顧客に必要な付加価値を与えられていれば、誰かと競争することは必要ない

50名ほどの診断士が参加し、青木氏のお話を聴いて、漠然としていた中小企業診断士の世界がかなりクリアになりました。