2月10日に如水会(一橋大学OB会)の新年会がオンラインで行われました。
中野聡一橋大学長より「21世紀の社会科学と一橋大学」と題してのご講演。
Zoomを介して154名の参加がありました。
シドニー、北京、香港など海外から、また日本国内の地方からも参加できるのがオンラインのメリットです。
コロナ禍から見えてきた課題として、財政学の見地から社会保障、財政支援の提言、ソーシャルデータの解析を通じて、外出自粛に伴う労働生産性、消費者心理の変容の分析等があります。
それも踏まえて、ソーシャルデータサイエンス学部(仮称)の設立が望まれるとのお話でした。
東京工業大学や民間データ会社との連携も、今後ますます重要になります。
日本の社会科学は、国際的な学術論文の件数において世界で遅れを取っているため、英語での発信力を高めることが望まれます。
政策提言については、教授陣が日本経済新聞など媒体への積極的な発信を行なっています。
一橋大学から如水会への期待として、社会連携に向けた支援を挙げていました。たとえば企業のマーケティングデータや分析手法を大学と共有し、政策提言や教育研究につなげることが必要と思われます。