一橋大学の中野聡学長の講演を聴きました。
「一橋大学の課題と未来展望について」と題して、内容として、
・学生数6323人(学部4391人、大学院1932人)、うち外国人留学生817人。
・交流学生150人を加えると外国人留学生は約1000人、15%の外国人比率は国立大学の中でトップクラス。
・2004年の国立大学法人化から2019年までで、国からの運営費交付金は42%まで減少。
・2019年に指定国立大学法人となり、経営や資産運用の自由度が高まった。
・大学の年間収入は120億円。東京大学の年間収入2400億円と比べると大分少ない。
・1951年から70年間、商・経済・法・社会の学部構成は変わらず。
・ソーシャルデータサイエンス学部(仮称)の設立構想があり、日本の社会科学の国際競争力強化を目指している。
1875年の商法講習所設立から数えるともうすぐ150年を迎える一橋大学。社会科学の総合大学として、グローバルな人材育成が今後ますます期待されます。