第73回税理士試験を受験しました。当日の東京は気温35度の真夏日、コロナ禍もピークを終え、マスクを着用していない受験生も目立ちました。
1、簿記論
第1問
問1
仕訳帳の問題。勘定科目は選択式なので、とりあえず全て記入。残高試算表も正しいのか定かでないですが、金額欄を埋めました。
問2
ソフトウェアの問題。開発中、廃棄、完成とステージが分かれ、結局良く分からない問題でした。勘定科目が選択式なので、とりあえず埋めました。
第2問
珍しく1問大問形式。外貨建ての商品売買と社債、為替予約など、複雑な内容が長文で書いてあり、見た途端にゲンナリするタイプの問題。あまり落ち着いて取り組めず、社債、社債利息、減価償却費の部分点狙いに切り替えました。おそらくあまりできていません。
第3問
定番の決算整理問題。製造業、販売業のオーソドックスな内容。小口現金の失点が痛いですが、当座預金と商品の荷為替から推測する手形売却損の算出まで辿り着けたのは良かったです。原材料、仕掛品、製品は本格的な工業簿記で、時間が取れなかったのが残念。固定資産、貸倒引当金、賞与引当金、退職給付引当金など軽めの項目を解いて点数確保。ストックオプションは変わった問題形式でしたが、おそらく得点確保。できるだけ回答しました。
昼食後、午後の試験。
2、財務諸表論
第1問
問1〜問2
財務会計の概念フレームワークと固定資産の減損に係る会計基準からの問題。選択式を埋め、記述をある程度記入。
第2問
問1〜問2
自己株式と新株予約権、会計上の見積りの変更に関する問題。減価償却の計算が意外に難しく、自信のない回答となりました。
第3問
定番の貸借対照表と損益計算書の作成問題。一通り計算書類の作成方法を学べるのが、税理士受験の醍醐味です。
あまりトリッキーな論点がなく、落ち着いて回答。未払消費税と未払法人税の簡単な箇所ができたか心配。営業外収益の空欄が何なのか最後まで分からず、気になりました。株式交換と借入金の分類が曖昧で誤答したかもしれません。おおむね何とか埋められる箇所は埋めました。
簿記論は難、財務諸表論は標準という感じでしたが、簿記論は合格点が下がることを期待しています。財務諸表論は今年何とかクリアしたいところです。