北区起業家育成プロジェクト~渋沢栄一翁の志を受け継ぐ~ 起業入門セミナー

 

掲題のオンラインセミナーに参加しました。

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■Withコロナ時代の起業・創業とは

起業するアイデアの見つけ方
ビジネスプランを具体化する方法
起業の準備
昨今の起業動向

などについて、有限会社テイクスペース 代表取締役 竹林 晋 氏よりお話いただきました。

米国の2020年法人設立申請は436万件に対して日本の2020年新設法人はわずか13万件。

業界天気図から見ると、飲食は居酒屋は厳しいがテイクアウト需要の牛丼店はやや良好。航空、鉄道は厳しい。インテリア、ドラッグストア、リサイクル、アウトドア用品、ペット用品は良好。教育、コンサルティングは好調。ホテル、ゴルフ場、レジャーは厳しい。

地元で観光・消費をする傾向が出てきており、マイクロツーリズムという考え方が注目されている。

プチ贅沢需要が増えている。コロナ禍で旅行や外食を抑える反面、巣ごもり需要で少し贅沢な食材が売れている。

昨今の起業動向として、衛生用品、EC販売、テイクアウトとデリバリーなどがキーワードとして挙げられる。

起業資金の調達は、日本政策金融公庫、クラウドファンディング補助金助成金(小規模事業者持続化プラン)など多様な選択肢がある。

ニッチな市場を見つけるために、J-statmap、RESUSなどのデータをもとに市場調査をすると良い。

https://www.e-stat.go.jp/help/view-on/map/about_gis

https://resas.go.jp/#/13/13101
中小企業診断士でもある講師の説明は大変参考になりました。

第1回北区起業家サロン

 

東京都北区産業振興課主催の起業家サロンにオンライン参加しました。

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第一部 トークセッション

越野充博氏(北区ビジネスプランコンテスト審査委員、東京商工会議所支部会長)、土屋明子氏(北区ビジネスプランコンテスト審査委員、PRアドバイザー)のトークセッション。

個性を生かす(強みの確認)。外部から期待される役割を考える(マーケティング)。役割を事業に結び付ける(事業化)。

この中で、誰に対して(顧客の確認)を考えるのが特に大事。一方、情報発信することで想定外の顧客から反応があることもある。共感を得られる発信が大事。

 

第二部 交流会

4〜5人のグループで2回のトークセッション。1回目はファイナンシャルプランナー宅建士などが参加され、話題の親和性が高かったです。2回目は実際に起業されている方がメイン、活用しているPR方法はYouTube、ホームページ、折り込みチラシなど人により様々。集客はブログやFacebookより、YouTube 、インスタグラム、TikTokなど短時間で動画、画像の情報を伝えられるメディアが良いとの意見もありました。

短い時間でしたが、様々な業種の方々の意見も伺えて大変参考になりました。

FP SG結成11

 

ファイナンシャルプランナースタディグループ、今年度2回目の勉強会は「シニア世代の住み方」と題して、グループメンバーのCFPからの講演。

講師は世界87ヵ国を訪問しており、移住問題などに詳しい。

 

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先ず日本の空き家問題について。

平成30年850万戸の空き家があり、その理由は人口減少・核家族化、供給過剰、高齢化・認知症増加、相続発生・登記不備、税制(住宅用地の減免措置)など様々。

空き家法の財政支援措置と税制措置、空き家バンクなどについても解説。

関連サイトもいくつか紹介いただいた。

空き家の仲介サイト https://www.akiya-athome.jp

移住の支援サイト https://www.iju-join.jp

R不動産 https://www.realkyotoestate.jp

 

DIY型賃貸借という借り手がDIY費用を負担する代わりに賃料が安くなるという制度があることを知りました。

リースバックは自宅を売却して、そのまま借りるという手法。

リバースモーゲージを扱う金融機関・企業は今や70社以上。一定のニーズがあるとのこと。リバースモーゲージとは、自宅を担保に生活資金を借入れし、自らの持ち家に継続して住み続け、借入人が死亡したときに担保となっていた不動産を処分し、借入金を返済する仕組みです。

 

移住希望地としては静岡の人気が高いそう。山梨、長野、福岡も人気の高いエリア。

交通会館にふるさと回帰支援センターがあり、日本全国各地の移住に関する資料が置かれているそう。

二地域居住のライフスタイルについても考えるきっかけになりました。

クラインガルテン=滞在型市民農園とは、小さな庭園とラウベと呼ばれる小さな一軒家を年間契約するスタイル。

 

シニア世代が地方で仕事を見つける方法は、地域おこし協力隊、一次産業、事業承継、起業、カフェ・民宿、高齢者サポート、ネット事業、リモートワーク、就職など多様な選択肢がある。

 

シニア世代に対する移住も含めた多様なライフスタイル提案の可能性を感じました。

FP学会

 

第22回FP学会にオンライン参加しました。

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一日で、金融庁長官、日銀前総裁のお話が聴ける貴重な機会でした。

 

中島淳一金融庁長官の講演

コロナへの対応として事業者ニーズに応じた資金繰り支援、デジタル化の推進として金融分野における業務・手続きの電子化、サステナブルファイナンスの推進としてグリーン国際金融センターの実現、資本市場の活性化としてコーポレートガバナンス改革の推進、顧客本意の業務運営として金融リテラシーの向上などについて触れていました。

銀行のシステム障害について、同じ障害を繰り返さないよう、原因究明と再発防止に取り組まなければならないとも話されていました。

 

白川方明日銀前総裁の講演

中央銀行の役割は、物価の安定と金融システムの安定である。2000年以降の生産年齢人口1人当たりのGDP成長率は先進国の中で最も高い。問題は日本の労働人口の減少であり、生産性を高める必要がある。

住宅を含めて見ると、日本の家計の保有資産に占める現預金の比率は高い訳ではない。現預金から株式などのリスク資産へという議論には違和感がある。

ファイナンシャルプランナーの役割については、情報収集には時間やコストがかかる、マクロの経済・金融環境の見方は専門家の間でも意見が大きく分かれる、個人の学習効果だけに期待することは難しい、などの側面からファイナンシャルプランナーが必要と話されていました。

 

田近栄治一橋大学名誉教授の講演

日本の財政の現状をコロナ以前の「平時」と「コロナ禍」の二面からお話されていました。
「平時」の財政では、「国の財政力」が弱まっており、その原因が増大を続ける社会保障関係費であること、社会保障給付費とその財源、医療・介護保険の仕組みを通じて、給付費が増大し、それにともない公費負担が自動的に増加していること、増大を続ける公費負担への対応として、「給付から公費への関係」を改めて「保険料と公費負担から医療給付費を自動的に調整する仕組み」が必要なことなどのお話がありました。

 

金融・財政分野の第一人者の講演をオンラインで拝聴できる大変有意義な学会でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中小企業診断士試験1

 

11月に中小企業診断士二次試験を受験予定ですので、準備を開始しました。

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今年は「30日でマスターできる中小企業診断士第2次試験解き方の黄金手順〈2021-2022年受験用〉 」を購入。

https://www.amazon.co.jp/dp/450239551X/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_9C3WJDWDDB3M5XY9AGMW

「黄金会」という勉強会の紹介がありましたので、早速申し込みました。8月29日の第2回から参加。Zoomによるオンライン形式で過去問演習に取り組みます。蛍光ペンを駆使した手法ですので、慣れるのに時間はかかりそうですが、慣れれば解答の作業化ができそうです。

勉強会は第5回まで申し込んだので、引き続き過去問答練に注力します。

如水会特別講演会

 

大学OB会の特別講演会にオンライン参加しました。

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演題は「倫理としてのCSRから戦略としてのESGへ」、講師は不二製油グループCEO補佐の河口真理子氏。河口氏は、大学と大学院では財政学と環境経済を専攻されています。

 

本来の価値とは社会全体の厚生のことですが、幸福度・満足度は金銭換算が困難であり、財務的な価値のみを重視してきました。2015年頃から、ESG(環境・社会・ガバナンス)、SDGs(持続可能な開発目標)を考慮するようになってきました。エシカル消費(環境・人権・倫理に配慮)に対する社会の興味は高まってきています。

 

世界のビジネスリーダーが考えるリスクの内訳は、環境リスクの比重が高まっています。地球の寿命46億年を1年に換算すると、12月31日23時58分38秒に農耕生活が開始されたと言われています。そこからの短期間で地球の環境は大きく損なわれています。2015年のパリ協定では、今世紀後半の脱炭素が謳われています。欧州の多くの国では、温室効果ガスの削減と経済成長の両立を実現しています。

 

SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて、政府、企業の取り組みが高まっています。https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html

従来の投資では利益が重視されていましたが、ステークホルダー資本主義では環境や地域社会、従業員へのリターンも重視されています。将来的に企業に求められるのは、利益から社会性へと、その比重が移っていくと考えられます。

 

企業のESGへの取り組みは、社長のメッセージを読むと大体分かるそうです。ESGに配慮した取り組みを行うことは、長期的な成長を支える経営基盤の強化につながると考えられています。https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/alphabet/esg

 

企業の戦略としてESGへの取り組みの重要性はますます高まっていると感じられました。

海外で作る自分年金セミナー

 

香港在住のFPによる掲題のオンラインセミナーに参加しました。

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内容は、「国際金融センター香港を活用するメリット」「香港の保険商品を活用するメリット」「オフショア籍ファンド積立投資&固定金利一括拠出プラン」など多岐に渡りました。「日本国内保険との比較」では、香港または日本で同じUS$100,000を一時払いの保険に入るとしても、15年後の解約返戻金は香港が日本を大きく上回るとの説明がありました。

 

紹介された保険商品も多様で、貯蓄型生命保険プラン、確定利回り型個人年金プラン、相続対策型個人年金プラン、学資保険プラン、人民元建て貯蓄保険プランなど、魅力的な品揃えです。

 

確定利回りと予定利回りについて、名義人・被保険者・受益者指定について、オフショア運用が有利な理由についてなど、詳細な説明もありました。

 

日本では、金融規制が多い、法人税が高い、運用コストが高い、という問題があり、それらの縛りが少ない香港の保険商品、ファンドの方が、相対的に利回りが高くなるとのことです。

 

ファンドについては、新興国株式ポートフォリオ、先進国+新興国株式ポートフォリオ、海外債券ポートフォリオなどがあり、目標利回りは年利5〜9%になります。

 

香港に渡航しなくても書類の郵送やオンラインで加入できる保険商品、ファンドもあるそうなので、検討しても良さそうです。