FP SG結成14

当SGの林代表よりNISAについて話していただきました。

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参考)金融庁NISAのホームページ

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/index.html

 

2023年までのNISA(20歳以上)

一般NISA 株式・投資信託等を年間120万円まで、最大5年間

積み立てNISA 一定の投資信託を年間40万円まで、最大20年間

ジュニアNISA 株式・投資信託を年間80万円まで、最大5年間、2023年末で終了

 

2024年からのNISA(18歳以上)

新しいNISA 2024年から 1階部分20万円積み立てNISA、2階部分102万円

ジュニアNISA 株式・投資信託を年間80万円まで、最大5年間

 

非課税期間が終わったら3つの選択肢

1、翌年の非課税限度枠に移管(上限なし)

2、課税口座に移管

3、売却

 

売却益、配当に対する20.315%が非課税

 

NISA口座の開設先は証券口座の方が良い(銀行では個別株が買えないため)

 

NISAのデメリット

損益通算ができない(特定口座の株の値上がりとNISAの株の値下がりが相殺できない)

NISAの株は信用取引の担保にできない

 

今後はNISA恒久化の見通し

 

高配当で値動きが少ない株式をNISAに入れるのが良い

 

日本株は平成元年の最高値を更新していない

インデックス投資より個別銘柄を選択した方が良いかもしれない

海外で稼ぐ米国企業がドル高により業績悪化(アップルでさえ見通しが立たない)

 

日本円の価値が下がることにより相対的に日本株の株価が上がる可能性がある

 

日経平均が上がってもドル建てで見るとNYダウやS&P500と同様下がっている

 

日本株は円建てで見れば下がらないが投資対象としては良いとは言えない

今であれば良い投資対象はドル(債券など)

 

半導体は不足しているが景気に先行して動く

 

NISAの制度や投資銘柄の選択についても参考となる情報が多く、大変勉強になりました。

 

起業家交流会

北区起業家交流会に参加しました。

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北区まちゼミ実行委員会代表の小松克弥氏から北区まちゼミについてお話いただきました。

https://kita-machisemi.com

まちゼミでは、お店の店主・従業員が講師となり、各店の専門知識を少人数で受講できます。コミュニケーション、ファン作りの効果があり、価格・品揃え・立地条件での競争からの脱却が期待できます。

お客様、まち、お店にとって三方よしの取り組みです。コト消費と関係作りが中心で当日の販売は無しとしています。

 


北マルシェ実行委員長の辻夕香氏から地域事業についてお話いただきました。

辻氏は、NPO法人グリーンバードの赤羽チームを運営されています。

北マルシェは赤羽公園と飛鳥山公園で隔月開催。10/29(土)、30(日)キタテラスマルシェを赤羽で開催予定、出展者募集中とのことです。

 


ミセラボ代表(中小企業診断士・1級販売士)の田中聡子氏がファシリテーターとなりトークセッション。

地域の魅力を伝えることが、地域外の人とのつながりを生みます。小松氏も辻氏も複数の事業を併行されていますが、二足の草鞋という感覚は無く、一足の草鞋の感覚で楽しまれていると感じました。

 


講演終了後に参加者同士の交流会もあり、久しぶりのリアル開催で大変盛り上がりました。

起業セミナー③

起業セミナー最終回は、前回の財務学習に続いて、事業発表会。

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参加者からの事業発表は、翻訳業、DIY、アロマ鍼灸、海外からの仕入れ販売、地域スポーツのマッチングアプリ、写真業、コインランドリーなど多岐にわたり、地域の活性化につながる可能性が感じられました。

先日は参加者同士の交流会にも参加でき、オフラインの顔が見える中で、参加者の事業に賭ける熱い思いが伝わり、大変良い機会でした。

9月17日に再度、交流会があるとのことで楽しみにしています。

簿記1級試験結果

税理士試験を終え、6月に受けた簿記1級試験結果をWebで確認しました。

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結果は56点(平均点48点)で不合格。合格点の70点まで14点足りませんでした。税理士試験の簿記論や中小企業診断士の財務・会計を勉強していないと手も足も出ない内容でしたので、先ずはこのような結果に納得。

得点内訳は、

商業簿記19/25(平均点12.6)

会計学14/25(平均点11.3)

工業簿記6/25(平均点12.8)

原価計算17/25(平均点11.4)

 

受験当日に記録した試験内容は以下でしたので、大体予想通りの結果ですが、工業簿記は足切りの10点を下回っていたので残念。原価計算は手応え以上に得点できていたようです。

 

商業簿記は、決算整理と損益計算書貸借対照表作成の定番問題。予想より容易な問題が多く、難易度低。

会計学は、穴埋め記述、リースの貸手側の処理、外貨建て連結会計で、穴埋め以外は全て難易度高。

工業簿記は、部品と製品の製造原価算定。X、Y、Z製品の生産にA、B、C部品が使われている問題は想定済みでしたが、B部品の製造にC部品が使われているケースで想定外の内容、難易度中。

原価計算は、予想損益計算書の作成と投下資本利益率(ROIC)の計算問題。売上原価、営業利益、期末現金有高、流動資産総額など、途中の計算を間違えると芋づる式に失点するパターン、難易度高。

 

合格まであと14点。11月試験で捲土重来を期します。

税理士試験②

第72回税理士試験2日目を迎えました。

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3、相続税法

正午から午後2時まで受験。午前中に一通り大原の模試と理論問題集を振り返りました。

 

第一問

問1

生前贈与加算、相続時精算課税、教育資金贈与の非課税の複合問題。良問と思いました。けっこう書ける内容なので、気付いたら30分使っていました。書ける問題も時間配分的には逆に落とし穴になるとやや反省。

問2

非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除に関する問題。詳細が分からず、あまり書けず、時間も要することなく、理論問題は終了。

 

第二問

計算問題は定番の相続税の課税価格と相続税額の計算。相続人の判定で前妻との間の子が出てくる見慣れない形式で戸惑いました。借地権割合が50%だったのも見落とせないところ。配偶者居住権は何とか解けたと思います。P社株式の評価で純資産価額がやけに大きな数字になり完答できず。宅地の数が多く、小規模宅地の問題まで手がまわらず、課税価格の合計以降はほぼ手付かず。理論の1問目で時間を掛けすぎたのが影響しました。

 

現時点の実力は出し切れたと思います。人事を尽くして天命を待つ気持ちです。

 

 

税理士試験①

第72回税理士試験を受験しました。当日の東京は気温37度の真夏日、コロナ禍のマスク着用受験で、なかなか厳しい環境での受験となりました。

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1、簿記論

第1問

問1

キャッシュフロー計算書と総勘定元帳からの推定問題。開始残高、閉鎖残高の見慣れない形式での出題でしたが、通常の推定問題と判断。推定箇所が多く時間が取られそうでしたので半分くらい解いて次へ。

問2

委託買付の仕訳問題。不慣れな論点でしたが、勘定科目が選択制でしたので、ある程度推測で解答。

第2問

問1

減損会計。ここはおそらく得点ポイント。ただ修正テープに上書きした箇所が剥がれてしまい、多分失点。修正テープの使い方は考えた方が良いかと反省。二重線訂正の方が場合によっては良いかもしれません。

問2

有価証券の売買取引。ここも得点ポイント。ある程度得点できた感ありです。

第3問

定番の決算整理問題。建設業、不動産賃貸業の業種で、冒頭から建設業会計が出てきて不意を突かれました。しかもこの箇所が解けず残念。不動産賃貸部門の問題は得点ポイント。本社部門以降は例年通りの内容。貸倒引当金減価償却、リース取引、退職給付引当金を着実にこなしたものの、解答欄の空欄が目立ち、やや不完全燃焼。

 

昼食後、午後の試験。

 

2、財務諸表論

第1問

問1〜問3

収益認識に関する理論

全般的に抽象的な内容で適当に解答。

第2問

問1

総合償却に関する問題。推測で何とか解答。

問2

資産除去に関する問題。ほぼ推測で解答。

前半の理論については、今年は相続税法に力を入れていた関係でほとんど手付かず。何とも手応えの無い結果となりました。

第3問

定番の貸借対照表損益計算書の作成問題。一通り計算書類の作成方法を学べるのが、税理士受験の醍醐味です。

貸倒引当金の出題形式がややトリッキー。投資有価証券は今回はかなり難。ここで時間をロスした落とし穴。有形固定資産、リース会計、退職給付引当金ストックオプション、役員退職慰労金は得点ポイント。最後の諸税金まで時間が残っていなかったのが、時間配分上のミス。最終ページに簡単な注記問題があり慌てて解答。

 

簿記論、財務諸表論とも直前までほとんど手付かずで、致命的に答練不足でした。来年、捲土重来を期します。

FP SG結成13

久しぶりのFPスタディグループを開催。

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講師:山﨑実氏

課目:FP実務と倫理

タイトル:「実務家FPが実践するWeb集客とマネタイズについて」

山﨑氏は生命保険会社を経てFP事務所を開業。2017年よりIFA業務を開始。FP歴17年。企業や学校での講演や地域マネーセミナーを開催。

フィービジネスの柱は2つ。

1、ライフプラン作成

ソフトはFP名人を使用

40〜50代女性の年代層に選ばれている

個人はオンライン化と自動化へ

LINE登録→動画→FP個別面談

WEB集客 24時間稼働

子育て資金、教育資金など関心を持ってもらえるテーマで話す

2、小規模事業者持続化補助金 個人事業主、経営者向け 資金調達額の20%をフィー

保険、投資信託につながる

法人開拓は商工会議所などとのつながりから

法人のコンサルは対面で行う

 

お金の健康診断 顧客とFPのマッチング

月150件ほどのチャットで相談15件、うち5件ほど顧客化する

相談者の問題点を上げて解決策を提示する

 

FPフィービジネスを始めるに際して大事なこと

有料でコンサルティングを試す

試行錯誤を繰り返す

自分自身の型が定まる

 

実務家FPの方にお話は非常にリアルで大変参考になりました。