第72回税理士試験を受験しました。当日の東京は気温37度の真夏日、コロナ禍のマスク着用受験で、なかなか厳しい環境での受験となりました。
1、簿記論
第1問
問1
キャッシュフロー計算書と総勘定元帳からの推定問題。開始残高、閉鎖残高の見慣れない形式での出題でしたが、通常の推定問題と判断。推定箇所が多く時間が取られそうでしたので半分くらい解いて次へ。
問2
委託買付の仕訳問題。不慣れな論点でしたが、勘定科目が選択制でしたので、ある程度推測で解答。
第2問
問1
減損会計。ここはおそらく得点ポイント。ただ修正テープに上書きした箇所が剥がれてしまい、多分失点。修正テープの使い方は考えた方が良いかと反省。二重線訂正の方が場合によっては良いかもしれません。
問2
有価証券の売買取引。ここも得点ポイント。ある程度得点できた感ありです。
第3問
定番の決算整理問題。建設業、不動産賃貸業の業種で、冒頭から建設業会計が出てきて不意を突かれました。しかもこの箇所が解けず残念。不動産賃貸部門の問題は得点ポイント。本社部門以降は例年通りの内容。貸倒引当金、減価償却、リース取引、退職給付引当金を着実にこなしたものの、解答欄の空欄が目立ち、やや不完全燃焼。
昼食後、午後の試験。
2、財務諸表論
第1問
問1〜問3
収益認識に関する理論
全般的に抽象的な内容で適当に解答。
第2問
問1
総合償却に関する問題。推測で何とか解答。
問2
資産除去に関する問題。ほぼ推測で解答。
前半の理論については、今年は相続税法に力を入れていた関係でほとんど手付かず。何とも手応えの無い結果となりました。
第3問
定番の貸借対照表と損益計算書の作成問題。一通り計算書類の作成方法を学べるのが、税理士受験の醍醐味です。
貸倒引当金の出題形式がややトリッキー。投資有価証券は今回はかなり難。ここで時間をロスした落とし穴。有形固定資産、リース会計、退職給付引当金、ストックオプション、役員退職慰労金は得点ポイント。最後の諸税金まで時間が残っていなかったのが、時間配分上のミス。最終ページに簡単な注記問題があり慌てて解答。
簿記論、財務諸表論とも直前までほとんど手付かずで、致命的に答練不足でした。来年、捲土重来を期します。