中小企業診断士協会国際オープンセミナー

「高度外国人材で中小企業の成長を図る」をテーマに会場とオンラインのハイブリッド開催。

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東京都中小企業診断士協会中央支部国際部部長の有吉啓介氏より冒頭挨拶。

1、吉田悠悟氏/JETRO高度外国人材課課長
企業の倒産理由として人材不足、後継者不在が増えている
人口減少・低成長の日本において、高度外国人材のニーズが増えている
2100年の日本の推計人口は6,200万人まで半減
世界競争力で日本は38位
高度外国人材活躍推進ポータルサイトを運営
https://www.jetro.go.jp/hrportal/
JETRO番組「世界は今」の動画紹介
日本の外国人労働者200万人以上、外国人留学生約30万人
高度人材の在留資格=技能・人文知識・国際知識(技・人・国)
浜松市の外国人材75,000人(ブラジル人20,000人が最多)
外国人材の役割の変化=イノベーション創出、地域活性化の担い手
コグラフ、小野谷機工、ゲンキーなどの事例
円安の影響により給与面での日本の魅力低下
地方での外国人材ニーズの高まり
ベトナム、インドなどの人材需要の向上
JETROの支援内容として以下を挙げていました。
・外国人材活躍支援パッケージ
・海外の有望大学を日本に紹介するシリーズイベント
・企業へのコーディネーター派遣

2、菊池領子氏/高度外国人材即戦力化&定着支援コンサルタント
高度外国人財がもたらす5つのメリット
①人材確保(グローバル、ハイスキル)
②日本人社員への影響(やる気の向上)
③組織文化の向上(風通しが良くなる)
④価値創造(イノベーションの促進)
⑤事業拡大(グローバル市場への展開)
高度外国人財雇用の3つのデメリット
在留資格
②コミュニケーション
③費用
デメリットをメリットにするために、
企業側の異文化理解、コミュニケーショントレーニン
公的機関を活用したマッチング
定着の最大のカギは、採用に力を抜き、育成に力を入れること
外国人財の悩みは、指示だと思わなかった(ニュアンスの違い)、任されたと思い報連相しない、できないと言えない、評価基準やキャリアパスが分からない
職場ルールの整備、コミュニケーション対策、家族的な企業文化が必要
価値観の違い(日本:5Sの整理整頓を重視、海外:デスク上に書類を山積みが仕事のできる人というイメージなど)
外国人財とZ世代は似たところがある(自分のキャリアを確立したい、自分の話を聞いてほしい)

3、熊坂増高氏/skyACE(株)元代表
高度外国人材を活用した事業推進の事例
日本でのシステム開発を受託し、日本人1人でベトナム人130人以上を採用して開発
日本国内責任者→ブリッジSE→開発担当者
日本人とベトナム人のコミュニケーションは日本語で
日本人とロシア人のコミュニケーションは英語で
インターン生を採り続ける方針
ベトナムのオフィスを場所を学生街にした
採用方法にIQテストを導入(出身大学と地頭の良さの乖離リスクを低減)
ベトナムに売上を残さず人材採用費用に充当
外国人に株は持たせない方針

東京都中小企業診断士協会中央支部国際部副部長の水口淳一郎氏より閉会挨拶。

JETROの方、実際の支援を行っているエキスパートの方から、高度外国人材に関わる制度と支援機関、高度外国人材の活躍を推進する具体的なプロセスと共に、人材採用と活用の実例まで学べる良い機会でした。