中小企業診断士二次口述試験

1月23日、池袋の立教大学にて中小企業診断士試験の最終関門、口述試験が行われました。

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コロナ禍ですが、多数の受験生が集い、先ずは受付での検温、大教室の控え室に通されます。受験生はほぼ全員がスーツ姿。試験時間が近づくと、1つ目の待合室へ行き受付、そこで少し待ち、2つ目の待合室へ通されます。時間が来ると、受験生1人ずつに案内係が付き添い、面接室へ案内されます。部屋から部屋への移動はスムーズに行われます。

口述試験ですが、試験官は2名。おそらく60代と50代の男性です。コロナ対策もあると思いますが、机を挟んで試験官との距離はかなりあります。

先ず氏名、生年月日を述べて試験開始。

1問目「事例Ⅰから、家族経営のメリットを述べよ。」

経営理念の浸透が容易、不特定多数の株主の意見に左右されにくい、と答えましたが、後継者を育成しやすい、が出てきませんでした。

2問目「事例Ⅰから、外注するときの留意点を述べよ。」

コア業務は自社で、ノンコア業務は他社へ外注と答えましたが、A社を引き合いに出して答えられませんでした。

3問目「事例Ⅱから、リモートワークの進展を受けて、どのように売上拡大すべきか述べよ。」

自宅で美味しいものを食べたいというニーズに応えて、手作り豆腐セットや和菓子の新製品を提供すると答えましたが、質問の意図が明確でなかったです。

4問目「事例Ⅱから、高齢者のトライアルをどのように促進すべきか述べよ。」

収穫祭での試食、置き配での試食、電話による新製品の案内など思い付くことを羅列しました。この問いも質問の意図がよく分からなかったです。

5問目「事例Ⅰから、年功序列賃金のデメリットを述べよ。」

技能、やる気のない高齢社員の賃金も上がり続ける固定費上昇のリスク、若手社員のモチベーション低下と答えました。

事例Ⅰの問いに対する回答が不十分でしたので、最後の1問は試験官が助け舟を出してくれた印象でした。

試験は10分程度で終了しましたが、かなり緊張しました。試験会場独特の雰囲気で思いの外、頭が真っ白になりますので、模擬面接など練習をしておいた方が良かったかもしれません。

2月2日の結果発表待ちとなります。

越後湯沢

1月の三連休初日は越後湯沢に行きました。

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大宮から新幹線で50分、都会の喧騒から離れ、そこは一面の銀世界です。コロナ禍ですが、車内はほぼ満員。ガーラ湯沢が終点駅だったので、そのままスキー場へ行く乗客も多かったです。

越後湯沢の駅前には足湯もあり、小休憩できます。

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昼食は鮮肴屋べにちょうで生ちらし寿司ランチ。豪華なちらし寿司があら汁付きでわずか千円です。昼前でしたが、店内は満席の人気店です。

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午後は雪道を歩いて、駒子の湯へ。川端康成の小説「雪国」の駒子の名前を取っています。

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ゆっくり温泉に浸かり、越後湯沢駅へいったん戻り、糀ラテと糀ソフトで休憩。糀の甘味が美味しいです。

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駅内の酒風呂にゆっくり浸かり、ぽんしゅ館の利き酒店へ。500円でコイン5枚とおちょこを受け取り、100種以上の銘柄から好きなお酒をおちょこに注いで楽しめます。銘柄によってコイン1枚から4枚まで幅がありますが、コイン1枚を8種、コイン2枚を1種の計9種の日本酒を呑んで、コイン計10枚で千円でした。

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いろいろな銘柄を短時間で味わえたので良かったです。

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おすすめメニューもひと通り試しました。

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また街に出てチャロコーヒーでグアテマラコーヒーで休憩。

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最後はそば処しんばしでせいろそばと小舞茸天、日本酒は鶴齢しぼりたてで締めました。

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越後湯沢駅で爆弾おにぎりを買いましたが、すでに満腹でしたので、夜食にすることにしました。

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日帰りでしたが、越後湯沢を満喫でき、良い小旅行になりました。

 

川崎大師初詣

1月3日に川崎大師に初詣に行きました。

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コロナ禍ではありますが、大勢の初詣客でにぎわっていました。英語や中国語も聴こえて来ましたので、外国人も来ていたようです。参拝までは行列ができていて、20分ほど並びました。例年は1時間待ちという話も聞きましたので、比較的短時間で効率的に参拝できました。

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出店も多く、ほぼ例年通りの年初の光景でした。池のほとりに出店している広島風お好み焼き店が人気で行列が途絶えない勢いでした。量も多く、味も確かで、人気の理由が分かりました。

オミクロン株の市内感染が増えつつある状況ですが、全員マスク着用、整然と行列のマナーを守り、良い初詣だったと思います。

税理士講演

資格学校で税理士の講演を聴きました。

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税理士を取り巻く外部環境は、

少子高齢化と総人口減少

・税理士受験者の減少傾向

・税理士登録者の増加傾向

・中小企業の減少傾向

・税理士事務所の顧問料の減少傾向

・税理士事務所の顧問先数の減少傾向

・税理士の高齢化(6割は60歳以上)

・税理士の所得の三極化(300万円以下、300〜700万円以下、700万円以上が各1/3)

 

求められる税理士の役割は、

・経営者の参謀

・経営計画策定と計数管理の支援

・リスクマネジメントの提案

・適正申告と会計帳簿、決算書の信頼性確保

・中小企業支援策の情報提供

・IT施策の支援

・黒字化支援

 

税理士を必要としている人、企業は多くいますが、ニーズに応えられる税理士は不足しています。

税理士の独占業務は、税務代理、税務書類作成、税務相談ですが、時代の変化に合わせて、顧客ニーズに応える必要があると感じました。

渋沢×北区 青天を衝け大河ドラマ館

 

生涯に約500の企業設立に関与、約600の教育・社会事業の支援をした渋沢栄一。渋沢翁が1931年91歳で亡くなるまで人生の拠点となった地が、東京北区・王子飛鳥山でした。

飛鳥山博物館内に開設された大河ドラマ館を訪れました。

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大河ドラマ出演者の等身大パネル、撮影で実際に使用された衣装や小道具、相関図パネル、渋沢栄一の生涯年表などの展示があり、自分の写真を1万円札の肖像にできるアトラクションもありました。

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12月26日で閉館ということもあり、来館客でにぎわっていましたが、時間枠ごとに人数制限していて、コロナ対策は万全です。

ドラマもいよいよ最終回を迎えますが、年末の楽しみですね。

 

FP SG結成12

 

「家族信託とこれからの相続問題〜他人事ではなくなってきた〜」と題して、司法書士の上木拓郎氏からお話いただきました。

 

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8,489,000=2018年の空き家の数、空き家率13.6%

不動産登記簿により所有者が直ちに判明しない、所有者の所在が不明で連絡がつかないなどの理由により、相続登記の義務化が予定されているとのこと。

法定相続分による相続登記、相続人申告登記、相続土地国庫帰属制度=土地を手放す制度(原野20万円、宅地80万円)などを説明いただきました。

相続相談の傾向として、空き家対策特措法の施行以降、名義変更がされていない不動産に関する問い合わせが増加中とのことで、2つのケースについてお話いただきました。

ケース1、役所から突然通知が来る

相続放棄は、自分が相続人である事を知った時から3ヶ月以内でOK

ケース2、父が健在の間に不動産名義変更したい

兄弟から遺産分割協議書捺印、兄弟が亡くなっている場合はその子から

独身高齢者の終活の相談が増えているそうです。

法定後見制度の件数が伸びていない、その理由ですが、

・後見人は制度利用者(高齢者)の財産が減少するリスクがある行為はできない

・身内の方が後見人に選ばれるケースが減少している

・後見人への定額報酬の負担(年間40〜70万円)

などが考えられます。

そこで考えられるのが家族信託です。

信託財産を選び、契約内容に沿って管理、運用、処分します。

法定後見制度と違い、家庭裁判所への申し立ては不要で、財産管理をする人を身内から選べます。

事前に家族信託を済ませておくと、契約の内容により、

・信託財産は受託者のみで売却OK

・信託財産(不動産)の建て替えOK

・信託口座の預金から介護・医療費、施設費用などの支払いOK

不動産の所有権は、収益権、管理権、処分権に分解されますが、家族信託後は、委託者に収益権、受託者に管理権、処分権と分割されます。そのため、委託者がその後に認知症となっても、受託者が処分権を行使することには影響しないそうです。

また、収益権が移転するタイミングまで贈与税はかかりません。

家族信託がおすすめできる家族として、①親の現預金と年金だけでは先々が不安②面倒を見てくれている息子夫婦に子供がいない③認知症の奥さん、精神疾患があるお子さんがいる、などが考えられるとのことです。

空き家問題から法定後見、家族信託まで広くお話いただき、大変参考になりました。

中小企業診断士二次試験

 

中小企業診断士二次試験を受験しました。会場は池袋の立教大学でした。コロナ禍での受験ですが、席の間隔は広く、受験環境は良かったです。

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事例Ⅰ 組織・人事

問1 ファブレス化を行なった理由

問2 デザイン部門の統括を任せた理由

問3 事業ドメイン拡大の利点と欠点

問4 外部企業との関係

問5 全社経営の課題と解決策

非常に難しかった印象がありますが、40点は確保したいところです。

 

事例Ⅱ マーケティング・流通

問1 SWOT分析

問2 ネット販売のターゲットと商品、販売方法

問3 フランチャイズ移動販売の取り組み

問4 新規事業の製品・コミュニケーション戦略

書きやすい問題が多く60点以上は確保したいです。

 

事例Ⅲ 生産・技術

問1 強みと弱み

問2 受託生産製造工程効率化の課題と対応策

問3 自社ブランド製品企画・生産面の課題

問4 直営店事業の方針の選択

書きやすい問題が多く60点以上は確保したいです。

 

事例Ⅳ 財務・会計

問1 経営分析

問2 取替投資

問3 CVP分析

問4 移動販売事業の継続の検討

取替投資が難しく、CVP分析も確実ではない印象です。40点は確保したいところです。

 

全体的に事例Ⅰ、Ⅳが難しく、事例Ⅱ、Ⅲは例年通りの難易度と感じました。

いずれの事例も40点を下回らないこと、平均60点を上回ることができたのか定かでなく、合格発表まで気が抜けない状況ではありますが、予備校の模範解答などをこれから見ていくことにします。